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みなさんの声・・・子どもに直接学習指導しました

中学3年男子、高校受験を機会に復帰
中学1年6月より不登校。それ以後中学時代は自宅で過ごす日々に
中学3年夏休みから高校受験日までの間、1時間半を週1回~2回受講



 『 中学3年生になり高校受験という、逃げてはいられない現実がやってきました。私は息子に、「どうしたいのか」と尋ねました。息子ははっきりと、「高校に行きたい」と言いましたが、それでも学校に通学する気にはなれないようで、本人もどうしたらよいかわからないようでした。そんな時、縁あって水野先生に教えていただける事になりました。最初の日、息子も私も緊張していましたが、元気な先生の声を聞き、また勉強をしている様子を隣から聞き、なぜか私は、この先生なら息子は本当にがんばれるのではないか、変われるのではないかと思えました。

 先生は毎回息子に合わせてわかりやすく根気よく教えてくださったので、楽しく勉強していました。よく二人の笑い声が私のところまで聞こえてきました。でも、一番大変だったのは英語だと思います。ほとんど英語の授業は学校で受けていなく、単語を書くこともできなかったからです。また数学も、計算さえやったことがない日々が続いていたので、まったく久しぶりという感じでした。
 それを先生は、「ここは重要だから何度もやります」と理解できるまで教えてくださいました。できた時はいつも大きな声でほめてくださいました。わからない時はまずヒントをくれて、自分で考えるようにしてくださいました。覚えなければいけない事は、必ずノートに書き出すことも教えてもらいました。英文も先生に続いて、息子に何度も読ませました。息子は止まりながらも、読んだり訳したりするようになってきました。毎回出される宿題も、相談しながら出るので、忘れずにやることができました。
 こうして、何もわからなかった事が少しずつわかるようになっていく事は楽しくて、そして自信にもつながっていくという事を、息子は実感していったと思います。そして私がずっと気になっていた「面倒くさい」という言葉を、口にする回数が減ってきました。

 わずか8か月の短い間に、息子は高校受験に立ち向かう勇気をもらいました。世間でいう不登校児童だった息子が高校受験に行けた事が本当にうれしく、私の息子はすごいなあと自慢したいくらいです。そして無事高校に入学することができました。合格した時のうれしそうな顔は一生忘れられません。今、息子は毎日片道40分自転車で登校しています。学校に行けなかった事がうそのように毎日楽しそうに通学しています。先日の中間テストも、自分なりに勉強して、数学は99点、苦手な英語は76点、他の教科も80点台の点数でした。私はびっくりしたのと同時に、先生が息子に勉強する楽しさを教えてくださった事に感謝しました。1年前まで、こんな日常が来るとは本当に思いませんでした。先生が毎回息子にかけてくれた言葉「グッジョブ!」は、私にとっても魔法の言葉でした。

息子以上に水野先生が大好きな母より 』
 
 実は、このお手紙には続きがありまして、私は泣けました。
『 私は先生にお会いするまで、どうして私の子どもだけが、といつも思っていました。生活の為もありますが、仕事をやめる事もできずにいました。私の事を子どもが学校に行っていないのに、毎日仕事に行っている薄情な母親だと言われた事もありました。正直、わが子の事を何度も投げ出してしまいたい、逃げてしまいたいと思っていました。でも先生が、いつも「○○君、今日も頑張っていました。素直でいい子ですよ。教えるのが楽しいです。大丈夫です。」と言ってくださる度に、私の息子も捨てたもんじゃないな・・・他の子のように学校には行けないけれど、それでも自分の力でこれからの人生、がんばっていけるんじゃないかなと、思えるようになりました。悩む事がなくなりました。先生に息子だけでなく、私の心も救ってもらいました。今、笑って息子と話ができるのも、先生のお蔭だと本当に感謝しています。』
とありましたが、なんの、なんの、本当にいい生徒さんで指導しやすかったですし、お母さんはいつも協力的で、ありがたかったです。こういう真心がある方だから、成果が出たと感謝しています。
 

みなさんの声・・・セミナーを開催しました

セミナー危機をはねのける子育て ~じしん・いまべん・かじ・いくめん~

大阪 企業年金研究会セミナールームにて


元日本経済新聞記者の鈴木淑美さんに、取材、レポートしていただきました。

水野まさこさん 子どもの「乗り越え力」を引き出す 小学校教育のスペシャリスト


長年小学校教育の現場に身を置いてきた。だからだろうか、泣かせたり笑わせたり、変幻自在に場の空気を変える。のっけから「私、まさこさまって呼ばれています。気に入ってます!」と笑いをとり、会場の心をわしづかみにした。

テーマは「危機をはねのける子育て」。子どもにとっての「危機」とは「いじめ、不登校、受験失敗、親の離婚、ストレス」など。どの子どもにも無縁ではない。そうした危機に直面したとき、子どもが「自分で」乗り越える力をつけるためにどうしたらいいか。水野さんの答えはきわめて具体的である。「じしん、いまべん、かじ、いくめん」。ひとつひとつの項目について小気味よいテンポで解説していく。

じしん=自信。自分がわかっていること。それにはほめてはいけないらしい。それはどうして?水野さんの説明で、また爆笑の渦に。
いまべん=居間勉(居間で勉強する)。親とテキトーな距離を持つこと。ここでも以意外な話が。「勉強を教えてはいけない」ってどうしてですか水野さん!これもなるほどの理由があるんです。
かじ=家事。お手伝いじゃなくて家事。この違いがポイント! いくめん=育メン。パパや育爺、母親以外の存在が大事。でもただ可愛がるのではダメ。ひとつ大事なことをしてもらいましょう。

キャリアに裏打ちされた自信が声の力強さにあらわれ、聴いている側が心地よく安心できる。同時に、子どもが好きで、子どものひとりひとりの成長を何よりも喜ぶその人となりが言葉のはしばしからにじみ出る。パワフルな語り口調とあたたかな表情のバランスが魅力的。

現在子育てに悩むママさんはもちろんのこと、ご自身がいうように、まだ子どもは先・・と思うプレパパ、プレママにも受けてほしいセミナーである。数年後に訪れるお子さんへの思いがさらに深まることだろう。子どものいない私がセミナーを聴いて「子育てしてみたい!」と思ったのははじめてだった。

 

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