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おすすめの本

『 挨拶絵本 』
五味太郎 ブロンズ新社
『 挨拶絵本 』五味太郎 ブロンズ新社
 五味太郎ワールド満開の絵本である。子ども達が大好きな絵本であるが、大人も楽しめる。かつて、この本を全校朝会で読んだところ、1年から6年まで、そして同僚の教師まで笑い、本当に"うける"絵本である。子育てに、「笑い」はとっても必要だと思っているので、折に触れ、五味太郎の絵本は活用させてもらっている。そして、「挨拶をしよう」等と説教するのではなく、「挨拶って楽しいコミュニケーションだ。相手によって、時によって、状況によって色々な挨拶があるんだ」と思えてしまうところがいい。教材ともなり、道徳の授業でも使える。そこで、一場面紹介。「よう、ぼけ!」といやなこと言うやつに会った時は、なんて挨拶したらいいんだろう。と、本を閉じても考えさせられた。

『 はじめての哲学 哲学してみる 』
オスカー・ブルニフィエ 世界文化社
『 はじめての哲学 哲学してみる 』オスカー・ブルニフィエ 世界文化社
 これは、コーチングやビジネス英語学習法の著書多数の本間正人先生が、「プチ哲学セミナー」を開催された時に出会った本です。哲学関係の本など縁がなかったのだが、このセミナーを機会につながってしまった。私の座右の銘で「逆も真なり」というのがある。「これがいいって一生懸命やっているんだけど、その真逆も間違ってはいないという冷静さや広さ」ということです。このテーマが、そのまま載っている本だ。それも具体的に、さらに観てより深まる絵と共に、表現されている。「一と多」、「自由と必然」、「わたしと他者」等々、目次を見ただけでワクワクしてしまう。その中でも特に心に残ってしまったのが、「能動的と受動的」で、「待つことは能動的なのでしょうか?それとも受動的なのでしょうか?」です。

『 驚きの東大合格率 小さな数学塾のヒミツ 』
稲荷誠 東洋出版
『 驚きの東大合格率 小さな数学塾のヒミツ 』稲荷誠 東洋出版
 世の中には、同じような指導方針を持ち指導結果を出す先生がいるものだと驚いた。この本に記載してある、「中学数学も1年間で十分だ」、「中2から高校数学に入れば良い」等、私の場合は英語と、教科は異なるものの、その最速ぶりには共感を覚える。これを一部の特別な子のための教育だと感じる人は、信じられないからだろう。無理してやっているのではない。子どもの反応をみてやっていたら、そうなってしまうのだ。稲荷先生とはフェイスブックで時々ご挨拶させていただいているが、そこでの塾長奮闘記はこの本以上に、迫力のあるもので、教える楽しさと人柄のよさが伝わってくる。

『 灘校・伝説の国語授業 本物の思考力が身につくスローリーディング 』
橋本武(伝説の灘校国語教師) 宝島社
『 灘校・伝説の国語授業 本物の思考力が身につくスローリーディング 』橋本武(伝説の灘校国語教師) 宝島社
   同じ教師として、「こういう授業を毎日してもいいんだ」と枠の大きさに、尊敬と羨ましさを感じた本だった。教師だったら、多かれ少なかれ、道草をしている授業はやってしまっている。教師自身が興味を持ち、伝えたいと強く願ったものは表出してしまうからだ。こういう道草の授業こそ、子ども達も興味を示し、家に帰ったら話したくなってしまうほど、心に残る授業となる。ただそこに、橋本先生は、学習内容を体系立て、3年間というロングランにて、必ず役立つものをという覚悟の元に実践してみえるから、すごい。そして、この『スローリーディング』の発想こそ、今の『総合的な学習の時間』に相当し、今の教育にもつながっていると感じた。総合学習大好きの私としては、力を得た思いだ。

『 伝説の灘校教師が教える 一生役立つ学ぶ力 』
橋本武 日本実業出版社
『 伝説の灘校教師が教える 一生役立つ学ぶ力 』橋本武 日本実業出版社
 生涯学習を勧めている私にとって、このタイトルやサブタイトルは、思わず手にしたくなってしまうものだった。「一生役立つ学ぶ力」「学ぶことは生きること」である。そこまで捉えているので当然この本には、授業だけでなく、親としていかに子どもの学びにつき合っていくかが述べられている。「親があれこれ口出ししないこと~(略)~時間、環境を整える」とある。読んでいて心強く思わされた。また、「教師は人間性をぶつけること」とか「学ぶことは遊ぶこと、遊ぶことは学ぶこと」とか、さり気に書いてあった「英語は中学校からで十分」など、つながる事が多かった。だから、あの国語の授業なんだなあと興味津々読ませていただいた。

『 習熟度別指導の何が問題か 』
佐藤学 岩波ブックレット№612
 ちょっと前の本であるが、小冊子で読みやすく、伝わってくるものが大きい。一時期、佐藤学先生の本を読み漁って、その中で一番気に入ったのがこの本である。私にとっては、現場の勘っていうものだが、佐藤学氏はそれを理論づけて伝えてくれる。この習熟度別指導というのは、やっていてなんだか違和感があり、子ども達の思考を高めさせる感じがしなかった。この本では、それを世界の教育事情や論文等アカデミックな実証のもと、問題を明確に伝えてくれた。何が子どもにとってよいのか、成果があるのか、国単位の大規模な方針でも正解ではない場合があると裏づけしてくれた。主体的な子を育てたいから、主体的な教師でありたいと、更に願った。

『 子どもと学校 』
河合隼雄 岩波書店
 ちょっと古い本だが、ロングセラーだと思うし、不変の内容なので、大切にしたい本だ。河合隼雄先生の本は、心理学を学んでいる時、ユング関係やカウンセラー関係の本が多く、よく読ませていただいた。思わず赤線を引きたくなる文章が多く、味わい深い。その河合先生が教育について述べられている一冊だ。また、この本に出会う前に、「教育師」という言葉を考えた私にとっては、河合先生が「育てる」を大事にされている文章は、嬉しい限りだった。更にはこれも偶然だが、私の教師時代36年前からこだわってきた事にもふれてあった。それは私流に表現すれば、「体育授業をやる時、教師は笛を首から下げない、下げるんだったらストップウオッチ」。子どもに犬の調教の如く指示命令は出さないという発想に近い記述があった。


おすすめの場所

「大久野島」 反戦教育の場     
広島県竹原市忠海町大久野島 (忠海港より船で渡る)
広島に行ったら、原爆記念館とセットで子ども達に見学させたい所、それが大久野島の毒ガス資料館。第一次世界大戦以降に化学兵器製造の実態を今に伝えている。「地図から消された島」とも言われている。また気分一転、島には休暇村があり、温泉に浸かって夕日を楽しむこともできる。

「神戸市役所24階」 ちょっとくつろぎ場
神戸市中央区加納町6丁目 (地下街南つきあたり)
ちょっと落ち着いて神戸が一望できる所。展望ロビーやレストラン、喫茶店がある。朝ならモーニングサービスがあり、コーヒー10杯までおかわり自由だそうです。昼間なら、ボランティアの方に観光ガイドをお願いできる。夜は10時までやっているので、夜景も楽しめる。

「佐川美術館」 湖上感覚の美術館
滋賀県守山市水保町北側2891 (琵琶湖大橋の東)
これまた落ち着ける美術館。琵琶湖の傍(琵琶湖大橋の東側)にあるが、まるで琵琶湖の延長線上にあるかのように、美術館のまわりの庭が湖仕立て。美術館の中にある喫茶店に入ってもその感覚があり、湖上でお茶しているようだ。ご機嫌になれる。平山郁夫館など3つの建物があり、とにかく広く、ゆとり感が十分に味わえる。

「桜坂」 洋風懐石、割烹料理店
岐阜県揖斐郡池田町藤代669-1(池田山のすそ野)
看板がなく、外見がお店っぽくないので、ちょっとわかりづらいが、すっごくいい所。12のカウンター席しかない、こだわりのお店です。カウンターに座ると、名古屋まで見渡せる。とにかく美味しい。食材の数がすごく多い。一つ一つ凝っていて、大満足。マスターの話も心休まる。

「猿田彦神社」 方位関連の神社
三重県伊勢市宇治浦田2-1-10 (内宮の傍)
 ひっそりと風水関連の神社である。伊勢の内宮用大駐車場の傍にある。大きな看板があるので、よくわかる。拝殿正面に方角を刻んだ八角の石柱がある。お守りに、御富岐玉(四色の神玉を四隅につるす。方除の結界)がある。居間や寝室の四方にお祭りするといいらしいので、我が家もずっとお世話になっている。また、"お砂"も頂け、嬉しい。

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